私は18歳まで香川県の善通寺市に住んでいました。

善通寺市はその名のとおり「善通寺」という真言宗のお寺の門前町です。
私が通っていた中学校は善通寺から自転車で数分と非常に近く、よく放課後にふらりと遊びに行っていました。
善通寺は空海の父である佐伯氏直田公が寄進した土地に建立されたお寺で、その名前は彼の法名である「善通」にちなんでいます。
境内は道路を挟み東西に分かれており東には薬師如来を祀った「伽藍(がらん)」が、西には空海を祀った「誕生院」が建てられています。
伽藍に祀られている薬師如来像(座像)はおよそ3メートル、東大寺の大仏(約18メートル)と比べると流石に見劣りしてしまうものの、金堂の中心でどっかりと座禅を組んでいる姿は迫力満点です。

建物を出て西に向かうと誕生院、空海の祀られる御影堂に行くことが出来ます。
御影堂の横には空海生誕のさいの産湯のための水を汲んだといわれる井戸があり、平安時代に思いをはせられるかもしれません。
御影堂の地下にはおよそ100メートルの洞穴があり、真っ暗闇の中、非日常を味わう一種の修行、「戒壇巡り」を体験可能です。
隣の人の顔すら見えず、人一人がやっと通れるような狭い洞窟をひたひたと歩いていく不安感や恐怖感、それでいて何か温かいものに包まれているような安心感、戒壇巡りには不思議な魅力がありますよ。
参拝が終わったら珍しいお土産はいかがでしょうか?
お寺を出てすぐに有名なお菓子屋さんがあります。
昔ながらのガラスケースに様々なお菓子が入れられ、その空間だけ昭和にタイムスリップしたかのよう。
特にお勧めなのはカタパンです。どんなものかは行ってみてのお楽しみです。
近くの人に「カタパン屋さんはどこですか?」と聞いてみましょう。

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